息をすることも忘れて、走った。 気づけば、辺りはまた真っ黒な世界。 繁華街からずいぶん遠くまで来てしまったみたいだ。 でも、よかった。 繁華街はどの街でも同じことがよくわかったから。 もう、あんな場所には近づきたくない。