あれから1週間。


あたしとタクさんは兄妹のような仲の良さだった。


あいかわらずタクさんの自転車の後ろに座って買い出しにいったり、


部室で他愛もない話で盛り上がったり。


てんけんのみんなは不思議そうだった。


それもそうだ、


この間まであたしが片想い中だったってことは、


周知の事実だったから。




あたしは、


タクさんのふっきれたような笑顔に、


ちくりと胸が震えても、


“大丈夫”だった。


きっとこのくすぶるような痛みも、


消えてなくなる。


”大丈夫“。


そう、きっと…