呆然とする澪の両親の元に、2、3人の同級生のお母さんたちが近づいていくのが目に入った。 『どうして澪ちゃんを病院に連れて行かなかったの!?』 そう言って詰め寄っていた。 するとそれまで呆然とするだけの澪のお母さんが、 ゆっくりと立ち上がって、 無表情だった顔をみるみるぐしゃぐしゃにして叫んだ。 『澪が…澪が死んじゃったよ』 詰め寄ったお母さんたちは、もう何も言わなかった。 言えなかったんだろう、それ以上。