お葬式は綺麗な雪の日だった。 澪がもういないなんて信じられなくて、 澪はきっとどこかに旅行に行ってるからいないんだなんて現実逃避したくて、 棺に横たわる澪をあたしは見ることすらできなかった。 タクちゃんは泣いていた。 仲の良い姉弟だったからだろう、 棺にすがるように泣いていた。 久しぶりに見る澪の両親は呆然としていた。 だけどあたしはやっぱり信じられなくて、 泣くことなんか思い付きもしなかった。