半分くらい食べ終わったところで、

ねーちゃんがやって来た。

カウンターに座ってた俺は、

カッコよく片手を上げてねーちゃんに合図し、
店長に同じものを注文してから、
「いつものでよかったよね。」とねーちゃんにとびきりの笑顔を向けるつもりだったのに、

ねーちゃんを見た途端、

俺の心臓がキュインと鳴いたかと思うと、

有り得ないくらいのドキドキが始まった。

イタタタタ。

心臓、痛い。

ここで死んだら俺、

死因のところに、

「キュン死に」って書かれるんじゃね?!

マジありえねー。