次郎は、男に対しては非常に強かったが、女性に対して弱かった。
正確には、美人に対して弱かった。
飲みに連れて行って貰っても美人が前に来るとほとんど喋らず延々飲み続けるだけだった。
ソープランドに連れて行って貰った時も僕には、美人を頼むと言って自分には、店で1番のブスを頼むと言った。
ソープランドのスタッフがそれを、冗談と考えたらしく美人を次郎にもつけたらしかった。
可哀想にそのスタッフは外に投げ出されて次郎に散々蹴らた。
そう言えば次郎がバーに連れて来る女の子もブスばかりだった。
例外は、キャバクラモンモンの愛弓ちゃんだけだったが愛弓ちゃんて来た時の次郎は、話さずに延々と飲んでいた。
次郎に1度聞い事があった。
「次郎さん、ブスが好きなんですか?」
かなりストレートな質問だった。
次郎は鋭い目付きを返して来ながら答えた。
「ブスが好きな訳がないだろ。」


