「あなたが、山中さんね。リーダーが野蛮だからこんな事になるんだ。」



「野蛮は、どっちよ。許可なく撮って自分達の都合のいいように編集して流す。

そこに真実は、映らないわよ。」



和美がそう言いながら池永にビンタを張った。



「だいたい、あなたみたいな使い走りが来ないでもっと大物かきちんと取材するマスコミが来なさいよ!」



周りの島の人々からオオ~と歓声が挙がった。


河田が周りにうちの女房スゲーだろうと言っていた。



「そうだ。それに文句があるならかかって来いよ。

国家権力よ!何時でも挑戦は、受けるが、ただじゃ帰さないぜ。

お姉ちゃん温泉観光に力を入れてももう出尽くしてるんだよ。


新しい温泉でも見つからと大して変わらないよ。


県議が今何をしなきゃならないかは、中央との違いを見せながらも中央との共存だろう。


違いがないじゃないか。地方には、地方の生きる道だろう。

そして全体を少しずつ良くして行くって考えないのか。


中央の言いなりか?皆で考えろよ。

日本国自体が大変な時期だよ。考えて感じろよ。」