打ち合わせは、あっけなく終わった。

Mは銃でも使うのかと思ったらイヤな顔をして首を振った。

飛び道具は嫌だよとだけ言った。


谷川謙二が一人になる時間と場所その時に殺れる状況かと逃走経路の確保これは比較的簡単だった。


しかし果たしてこの老人がどうやって殺るのか疑問に思った。


ボスも滅多に銃を使いたがらなかった。


この計画は、優秀なスナイパーが要ればわりと簡単だったがうちにはスナイパーを置いていなかった。


それは、ボスのポリシーみたいな物だった。


それともこの老人のポリシーがボスのポリシーになったのだろうか?


サユリは、決行の日に同行する事になったが一切の手出しは禁止された。


それと長い髪を切れと言われた。


その他細かい支持も受けたが簡単に出来る事だった。


サユリは、果たしてこの小柄な老人がどうやって殺るのかに興味が湧いていた。