いつもは、普通なのに。 いつもは、女の子と絡めるだけで嬉しそうなのに。 ごくまれに見せる表情は、感情がないようで、怖い。 アイツのいつもからは想像できないような、冷たさを感じる気がする。 …さすがにその理由は、“幼なじみ”のあたしにも、聞けないんだけど。 『よかったねー。』 そう言って、アイツの横顔から視線を逸らした。 背中越しからは、またアイツが、内容を口に出しながら、メールを打っていて。 その声をBGMに、あたしは目を閉じたのだった。