気まずくはないけど、心地よくはない。 気心を知れた関係ではあるけど、安心するとか、そう言った感情とは違う。 言葉には表現できない、なんとも言えぬ空間。 アイツのことは、なんだかんだ言ってるけど、嫌いじゃなくて。 それでも、恋愛に発展したいとか、そんなものは一切ない。 この時のあたしは、このままの関係を築いていきたいと。 何も変わってほしくないと、思っていたんだ。 「……あっ。」 ピリリリリッ…、と。 アイツの携帯が小さく点滅し、陽気なメロディーがラジカセの音楽と調和した。