幸せの滑走路




「好きなの選べ♪」
と笑顔で言う慶介。



「選べって......なんで?」
今日ってクリスマスでも誕生日でも無いよね?
あたしなんか間違ってる?




慶介は呆れたように言った。




「俺等結婚すんだろ?それには必要な物あるだろ?」



「必要な物.....?結婚に?.......あぁ-----!指輪ッ。」





なんてバカなんだろう。
この間その話をしたのに。




でもあまりにも急すぎて......





でもあたしたちには時間が無いんだよね。