寝付けなかった。体中の水分が枯渇して、水が飲みたくなる。台所に行き、水を一杯飲む。


だが、体は、受け付けず、トイレで吐いてしまった。


ベッドに倒れこみ、メールをまた繰り返し読む。


俺は、一ヵ月後のクリスマスに死ぬのか。それはもう、定められた運命なのか。未来は変えられるのか。


できることは、ただ一つ。


俺は、運命に逆らう。唯一の手段はアパートから出ない。何もせずに引きこもること。簡単なことだ。


俺は、なつみが死んだ場所には行かなければいいんだ。