「何やってんだよっ」
言い方がきつくなってしまったのは動揺と心配で…
「バレンタインだから…」
遠慮しがちに差し出したチョコよりも
日奈をこの手で抱き締めたくなって…
少しの理性がそっけない言葉をこぼす。
「…サンキュ」
でも…
うれしさが…
日奈の後ろを歩く足音が…
上条の守ってきたものを壊した。
「…かなりうれしぃんだけど(笑)」
もう…
隠し切れない。
本性がどうとか
幻滅がどうとか…
そんなのオレがどうにかしてやるよ。
もしも嫌われても
また惚れさせればいい。
日奈に好かれるためだったら
多分、なんでもできるから…
FIN
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