「えっ??いいこと??」



「うん。生徒会長の彼女っていう、特別で最高な存在」



「そんなことないよ」



生徒会長にとってあたしはただの契約恋愛の相手ってだけで、特別でも最高な存在でもない。



そんなのはただの肩書きだけ。



実際は女を寄せ付けないための存在だから。



そんなあたしに生徒会長の彼女って意味なんてひとつもない。



ただそばにいて女を寄せ付けないようにしてるだけの無意味な存在。



あたしが生徒会長のそばにいるのはほかでもなく、ただの女避けだけ。



あたしは単に利用された存在。