いや、でも待てよと依子は思考した。 巫女が増える=マニアックな参拝客が増える=賽銭が増える=生活面ががぽがぽと。 以上、依子の三秒思考。 「ぜひ来てっ。なんなら巫女服貸すわ!」 「……依子はんが黒く見えるわ」 わーいと喜ぶ冬月に対して、内心を見破る秋月は口端をひきつらせる。 ――かくして、立宮神社に新たな客人が増えた。 以降、参拝客が増えたのはまたのお話で。