今にも刀を抜く冬月に待ったをした。
「そや、僕も姉さんと同じく巫女服にしよか。そんで、毎日毎日、毎日毎日毎日、姉さんと一緒におる。ああ、でも、兄さんとも一緒にいたいわっ。どないすればいいんや、僕は!」
「うん、とりあえずし――」
「間とって二人で依子はんのとこに来ようかぁ」
冬月を暴走させよう依子の言葉をさえぎり、秋月が案を出す。飴を与えられた子供のように、ぱあと明るくなる冬月。
「兄さんはやっぱ天才やわぁ」
「いや……冬月君、先にそんなこと言ってなかったかな」
「服はろーてーしょんで毎日着替えるさかい。明日は巫女服やわ」
「明日も来るの!?しかも巫女服でっ」
慣れない単語を使う冬月の発言にはつっこまずにいられない。


