ヤンデレな弟はお好きですか?



「懐かしむ思い出かな、それ……」


「愛には愛憎がつきものと教訓得たことやさかい。――さて、依子はん。下がってぇ。危ないやろうから」


二撃目が来た。

相も変わらず依子に踏み込もうとするので、秋月が障害となる。


障害に当たる度に、冬月は解せなかった。


「なんでなん、兄さん。僕はこないに兄さんを思うてる。だから、兄さんもおんなじぐらい思ないかんの。

僕の好きなようにやらせてぇな。僕も兄さんがやること全部許すし、手伝うわぁ。だから――そいつを殺させて!」


「好きやからと、何でもかんでも許すぅことはお門違いや。冬月ぃ、怒るのも愛情なんよ。愛さなければ構うこともあらへんから」


「兄さん……!やっぱり兄さんは僕を愛してくれはるんやね!僕も愛しとるよぅ」