「ちょっと待って…!桜凛パーティーって…。」
肝心なところを理解できていない私は、あわててみんなを制する。
「あぁ、年度恒例の、ダンスパーティーだよ。」
「ダンスパーティー…?」
「そ。桜凛学園は仮にも世の紳士淑女を輩出してる学園だから。社交界に慣れるって意味で、ダンスパーティーが開かれるんだ。」
たっくんの説明を聞きながらも、私の頭は真っ白。
…完全に想定外だよ。
っていうか今までフツーに生活してきた女子高生がダンス踊れる方がおかしいよね!?
「拓海の親父さんも来るんやろ?そこで、拓海がデザインしたドレスをひよりんが着て、拓海の親父さんに見せたらええっちゅーわけや!拓海の腕が確かやって分かったら、親父さんも認めてくれるやろ!」
竜君が目をキラキラさせて言う…
けど。
庶民な私に、ダンスパーティーに出る資格なんてあるの!?

