「陽依〜っ!一緒に帰ろうぜ!」
「…は?」
放課後。
…私は幻覚でも見ているの?
パチパチと目を瞬いて、それからほっぺたをつねってみる。
…痛い。
もう一度教室のドアを見ると、やっぱり遥季さんが立っている。
「あの、どういう風の吹き回しですか?」
「あ?」
「今まで散々睨んで冷たくして口も聞かなかったクセに、突然…。」
いぶかしげに遥季さんを見ると、気にする様子もなく平然と答える。
「気が変わったんだよ。」
「…そーですか。」
…遥季さんって、俺様っていうよりワガママ?
っていうか気まぐれ屋?
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