「グッモーニンひよりん!ちゃんと寝れた!?」
リンゴをかじっていると、竜君がドタドタと降りてきた。
「竜君。おはよう。」
私が笑いかけると、竜君は明るい笑顔を向けてくれる。
「竜は朝からうっさいんだよ。低血圧の人のこと考えろっつの。」
その後ろに続いてきたのは、しかめっ面をした棗さん。
…朝って、その人の本性が出るのかも。
そう思うとなんだか面白い。
「拓海、陽依ちゃんをちゃんと案内してあげなよ?」
樹さんが念を押すようにたっくんに言う。
「分かってる。任せてよ。」
たっくんはにこりと私を見る。
「よろしくね。」
私は、あんなことがあったのが昨日の今日だから、なんだか恥ずかしくてそれだけ答えた。

