SecretⅡ 桜凛学園 1.登校前夜 コンコン… 私の部屋にノックの音が響く。 「はーい。どうぞ。」 私が返事をすると、たっくんが大きな荷物を抱えて入ってきた。 「ひよりん、これ、桜凛学園の制服。多分サイズもいけると思うんだけど…。」 「ありがとう!重いのにわわざごめんね?」 私はたっくんに駆け寄る。 「…可愛い!」 制服を見た私は、思わず声を上げてしまった。