「夕都…っ」 夕都に繋がれた手の温もりが… 切ない。 切なくて、熱い。 夕都に呼び掛けても、夕都はただ私の前を足早に進むだけ…。 伝えられてない…って? 何を…? 不安と…少しの期待に、胸がつぶれそう。 ダメだって、分かってる。 けど… 夕都が足を緩めたのは、S寮に辿り着いてからだった…──。