「…陽依、来て。」 俯いていると、棗さんがごく自然に私の手をとって奥へと誘導した。 「…一番最初に、陽依に見せたい写真があるんだ。」 「一番、最初に…私に…?」 棗さんの言葉を繰り返すように呟くと、棗さんは… 少しだけ困ったような顔をして笑った。 「そう。…これ。」 棗さんが、一番奥の、一番大きなパネルを指差した…──。