「どうしたの?そんなに息切らして…」
リビングに飛び込むと、偶然か必然か、みんなそろっていた。
たっくんが心配そうに私を見る。
「…っこれ、届けたくて…っ」
息も切れ切れのまま、私は封筒を持った方の腕を近くにいた遥季に渡した。
「んぁ?」
ミネラルウォーターのペットボトルを手にしたまま、遥季が半ば不審そうに封筒を受け取る。
「…これ、どこに…?」
中を見た遥季が、目を見開いて私を見た。
それを見ていたみんながさらに不思議そうに私と遥季を見る。
遥季が慌てながら、みんながいるリビングのソファーの所まで持っていった。
「これ、まさか…」
「…釉梨からの?」
みんな、戸惑いと驚きの混じった声色でつぶやく。
そして、食い入るように釉梨さんからの手紙に目をやった…──。

