「…はぁ」
…ダメだ。
最近色んなことがありすぎて、無意識のうちにため息ばっかりついてる気がする。
落ち込んでいてもしょうがない!
自分の両頬をぱちんと叩いて、私は気合いを入れ直す。
そんなことをしていると、ポツポツと水音が窓をたたく音がしてきた。
「…やだ、雨。」
窓の外を見ると、どんよりと厚い雲が空を覆っている。
…そう言えば、天気予報で雨になるって言ってた気がする。
「…あれ…。」
ふと視線を下に向けると、庭のベンチに人影がある。
…あれって、夕都?
…また、外で小説を考えてたのかも。
このままじゃ、濡れちゃうんじゃないのかな…?
そう思った私は庭へと急いだ。

