「いったん部屋に戻る?一人の方がいい?それとも…」 樹さんがいたわるように私の頭を撫でる。 「…俺、送ってくよ。陽依、立てる?」 棗さんがそう言って、私の体を支えてくれる。 「…ごめんなさい。」 みんなに一言謝って、私は棗さんに連れられてリビングを後にした。 「…棗さん、ご…」 棗さんにも謝ろうとすると、言葉を遮られた。 「謝らないでくれる?俺がしたくてしてるだけだから。」 そう言いながら、棗さんは私の手を引いて部屋まで送ってくれた。