ここにはずっと、一人の女の子が住んでいた。 その女の子は心臓を患っていて、学校も満足に行けなかった。 だけど… その女の子に少しでも楽しく過ごしてもらいたい、そう思った女の子のお父さんは、ここを寮にした。 …その人物が、今の校長先生だった。 そして、その娘さんが… 『桜庭釉梨』さんだった。 釉梨さんはここで、3年の間をみんなと過ごした。 まるで本当の兄妹のように… だけど、楽しい時は長くは続かなかった。 釉梨さんが15の時… 容態が急変して、釉梨さんは短すぎる生涯を閉じた…──。