「…え?」
「拓海からよく聞いてるよ。それに、今日のドレスもぴったりだね。」
蓮さんは、ニコニコと笑いながらそう言った。
「ちょっと蓮、余計なことひよりんに吹き込まないでよ。ごめんねひよりん、蓮は長い付き合いのパタンナーなんだ。」
たっくんは少し困ったように笑った。
…パタンナーって、確かデザイン画を型紙にする人だよね。
だったら、もしかして…
このドレスの型紙も…?
「もしかして蓮さんが、このドレスの型紙を…?」
私が尋ねると、蓮さんは嬉しそうに笑った。
「そうそう。ぴったりみたいでよかったよ。」
「拓海、ちょっと。」
私と蓮さんが話していると、たっくんが呼ばれた。
「拓海、いってきなよ。ひよりんと俺は仲良く話してるからさ。」
蓮さんはたっくんにそう言って私ににこりと笑いかけてきた。
「…蓮、絶対にひよりん口説いちゃダメだからね!」
そういいながら、たっくんは心配そうに去っていった。
「…さてと。」
たっくんが行ってしまった後、蓮さんがくるりとこっちに向き直った。

