「そんな、私ダンスなんて踊れないよ!それにパーティーなんて出たことすらないのに…。」
私がしょぼくれていると、樹さんが私の肩をぽんと叩いた。
「いつ…」
「大丈夫だよ陽依ちゃん。パーティーまでは後一週間あるんだから。」
…え?
樹さん…今笑顔でさらっととんでもないこと言ったような…。
「なんのための御曹司だと思ってんだ。ダンス講座ぐらいなら開いてやるぞ!」
「あ、いや…」
「…じゃあ、俺はマナー講座開いてあげる。」
「え…」
挙げ句遥季や夕都君までそんなことを言い出した。
「…ひよりんは特例のS寮のお姫様なんだから。頑張ろうね!」
「…はい。」
有無を言わせない樹さんのスマイルに、私は素直に頷くしかなかった…。

