順番的に次は2年の女子、そして次は男子だ。
「あーなんか俺緊張してきたよ。受験発表の時と同じ感じ」
竹田が意味の分からないことを言ってる中、ポケットの中でスマホが光っているのに気づいた。
【着いたよ。どこにいる?】
暗闇で確認すると青木からのメールだった。
「2年の女子は川崎あかりさん!!投票は103票でした」
司会者が観客を盛り上げて、いつの間にか体育館は人だかりになっていた。
「さて、次の発表は2年の男子!!投票数はな、なんと195票!」
わーと地響きのような歓声が上がった。俺は一歩また一歩とその場から歩き出して、そして……。
「あ、冴木くん!」
体育館前にいた青木と合流した。体育館の中でなにやら騒がしいことが起こっていたけど俺は関係なしに青木の手を引く。
「は、なんか体育館騒がしいけど大丈夫?」
青木がひょこっと中を覗こうとしたけど、人混みと暗闇でなにも見えない。
「大丈夫だよ。行こう」
俺は青木の手を掴んで体育館を離れた。



