群青ホームラン







校内を一通り見たり、買い食いをしてるとあっという間に時間は過ぎていった。


「そろそろ行くか。早く行かないと体育館混むだろうし」

時間は1時35分。ミスコンが始まる時間までもう少しになっていた。体育館に着くとすでに人がたくさんいて、用意してある椅子はもう満席だった。

人混みの嫌いな俺はこれだけでもう酔いそう。


発表は一年の女子からでそこから順々にステージに上がるらしい。暗闇の体育館でステージ上だけが明るく照らされている。


数分後、司会者が登場してミスコン開始の挨拶をした。その瞬間の盛り上がり方は耳が痛くなるほど。


「まずは一年の女子からです。投票数85票!野村ゆかりさん!!」

わーと観客が歓声をあげ、名前を呼ばれた女子がステージに上がった。隣では竹田がなにか叫んでいる。


「よ!ゆかりちゃん!!俺も票入れたからねー」

酔っぱらいかよ。

そんなツッコミを入れたあと、一年の男子の名前が発表された。