しばらく思考停止していたが、彼に呼ばれて現実に戻ってきた。 「ありがとう…ございます…」 まだ怖い。 「あんたさ、愛川 妃奈?」 ぇ… 「なんで私の名前…」 名乗った覚えがない…!! 「桜蘭学園新入生だろ?」 はぃ。そうですけど何か?名門高校頑張りましたよ。あの制服に憧れて頑張ったんだから! なんて言えないから… 「そぅですけど…」 しか言えない。