―――――翔…… この声……目の前の悪魔王が発しているものではない 頭に直接響いてくるこの声は…… 「空……なのか?」 ――――あぁ。翔……時間がない。俺の意識が残っているうちに……早くっ 迷っている場合ではなかった 俺は剣をはじくと、意識を集中させた そして剣を悪魔王に振りかざした 「救世主キルア……悪しき魂を解放し、光を取り戻せ 我、キルアに代わる救世主なり チェックメイト!!」 「あ゛ああああ!!」