「――カヤ様、大変です!」 ヒメミコ様の死が民に知らされたその日。 わたしは、主祭殿の最上階にある部屋で神に祈りを捧げるカヤ様のもとに走った。 「騒々しい。どうした?」 祈りを途中で止め、振り返ったカヤ様は、ひどく険しい顔でわたしを見た。 「よろしいですか?」 周囲を警戒しながらそう断り、カヤ様のそばに行く。 「……先ほど、侍女たちが話していたのです。ヒメミコ様を埋葬する際に、奴婢たちも一緒に、と」 小さな声で報告すると、カヤ様の表情が見る見るうちに変わった。