ロンリーウルフ




翌朝。

あたしとレイヤは同じ時間に起きて、出かける準備を始めた。

窮屈だが脱衣所で着替えを済ませ、ついでに洗面所で髪をセットする。

部屋に戻ると、レイヤは白いシャツを身にまとっていた。

左胸に、いつか見た校章がある。

制服だ。

「は? あんた、学校行くの?」

「わりぃかよ」

悪くはないけど、ぎょっとした。

改めて見ると、やっぱり高校生なのだ。

「この時間から?」

「うるせーな」