一体どんな教育を受けてきたんだ、こいつは。 いっそのこと、ハッキリ言ってやらなきゃ。 「今すぐ出ていけ!」 あたしはビシッと玄関の方を指さした。 「やだね」 即答だった。 「はぁ?」 「俺、決めたし。ここにいるって」 「はぁ? だから、あたしと暮らす気なんか……」 「あぁっ!」 話の通じないクソガキは、ベッドをバシッと叩いて起き上がった。 「ガタガタ言わずに黙って住ませろ!」