ロンリーウルフ


「そんなの、ダメだよ」

「あぁ?」

自分に不都合になるとすぐに威嚇したがるクソガキ。

そうやって脅せば言うことを聞くと思ってるんだ。

「あたしはあんたの親でも彼女でもない」

「はぁ。だから?」

「住まわせてやる義理はない!」

レイヤはうざったそうに頭をかいて、枕元においていた携帯をいじりだす。

「で?」

会話に……ならん。