ロンリーウルフ


レイヤはゴロンと背を向けた。

「別に、怒られたっていい」

さすが不良。

慣れっこか。

「ちゃんと連絡はしてるの? 泊まるって」

「……いや、してねえけど」

「何それ。家出?」

あたしは髪をパサパサ乾かしながら尋ねる。

レイヤは背を向けたままだ。

なんとなく、空気が重くなる。

「ある意味……家出だな」

「何それ。いつまで居座る気?」