ロンリーウルフ


はぁ……。

あたしは大袈裟にため息をついて風呂場に向かった。

今日はゆっくり湯船に浸かろうと思っていたけど、やめよう。

浴槽を洗ってお湯を張って……と、もうそんなことをする気力は残っていない。

シャワーから出ると、またクソガキがベッドを占領していた。

風呂場とは違う青白い明かりに照らされて、アザや傷がよりグロテスクに見える。

「ねぇ、あんたさ」

「あ?」

うざったそうに顔を歪めたクソガキに舌打ち。

「何日も外泊して、親御さんに怒られんじゃないの?」