ロンリーウルフ


体勢が悪くて抵抗もままならない。

そのまま数秒、あたしは受け入れるしかなかった。

「何すんの」

放れた瞬間睨み付ける。

レイヤはつまらなそうな顔をして、

「チュー」

と答える。

そんなんわかっとんねん。

飄々としたムカつく態度。

「してええ言うてへんし」

レイヤはまだあたしから離れない。

腕は巻き付いたまま。

「じゃあ、していい?」

「ダメ」

「でも、するし」

「んーーー!」