ロンリーウルフ


レイヤは私が握った手を払って、あたしの奥にある何かを指差した。

「水……」

あぁ、水ね。

テーブルに置いてあるペットボトルを取り、キャップを開けて手渡してやる。

「起こせ」

熱があるくせに態度はでかい。

大丈夫? なんて誰が聞いてやるか。

起こすために背中に手を回した。

汗でぐっしょり濡れている。

……薬、あったかな。