ロンリーウルフ


眉間にしわをよせ、重くため息をつく。

額にしっとりと汗をにじませ、潤みがかった目であたしを一瞥。

吐息は熱く、荒くなり、獣のように小さく呻く。

伸びてきた手を、無意識に握った。

その顔、ちょっと色っぽい。

……なんて思っている場合じゃない。

手から伝わる異常な熱さ。

熱だ。

熱を出しやがった。