ロンリーウルフ


あの日、ゴミにまみれて異臭を放っていたこの少年を美しいと思ってしまう日が来るなんて。

あの日はただただ迷惑で、早く解放されたかったのに。

「仕方ねーな、してやるか」

「はぁ? あんたもしたいんやろ」

「当然」

そんなやつと、ここ数日ではキスばっかりしている。

今となっては、体が彼のキスに合わせて勝手に動いてしまうほど、あたしたちのスタイルが確立されている。

人間の体は唇が重なると愛しさが溢れるよう設計されているのだろうか。

「レイヤ、もっと」

勝手に終えようとするレイヤに、たまらず声をあげる。

「ん?」

「もっと、して」

すると、何かのスイッチがオンになったようにあたしに覆い被さった。