明かりを消すと、わずかに開いたカーテンから月明かりが漏れていることに気付いた。 背中にレイヤの体温を感じる。 息遣いも聞こえる。 まだ眠っていないようだ。 月明かりの進む道をぼんやり眺め、背中の神経を研ぎ澄ませる。 背後の温もりはピクリとも動かない。 明日にはいなくなると思うと、ちょっと切なくなる。 寂しくなる。 心配になる。