ロンリーウルフ


バチン!

と音がして、クソガキの顔が左に向いた。

「さっきから黙って親切にしとれば調子に乗りよって」

眉間にしわを寄せ、驚いた顔をしている、取れかけたバスタオルだけのクソガキ。

「今すぐ出て行かんかい」

関西の言葉に、よっぽど驚いたのか。

それともビンタが効いたのか。

クソガキは黙ってベッドから降りた。

決して謝りやがらないが。

あたしは脱衣所に戻り、出してやったパンツとTシャツを掴み部屋に戻った。

そしてクソガキに投げつける。

クソガキは黙って受け取った。

「ちゃーんと洗濯しとるわ。これ着て大人しくしとれ」

「……わかったよ、チッ」

頷いたから、よしとしてやるか。