ロンリーウルフ




影を選んで駐車していたレンタカーは、まだエアコンの涼しさが残っていた。

一人で乗り込み、エンジンをかける。

ガソリンはまだ大丈夫だ。

おもむろにタバコに火をつけて、ゆっくり吐き出す。

すると、なんだか自分がとんでもないことをしてしまったような気がしてきた。

人を川に突き落とすなんてドラマじゃあるまいし。

レイヤ、怒ってるだろうな。

でも絶対に謝らない。

謝ってしまったら、あたしが言ったことが安っぽくなってしまう。