ロンリーウルフ


初めにあいつを見たのは、脚だった。

死体だと思った。

だけどあいつは生きていた。

傷だらけだったけど、ちゃんと生きていた。

これからも人生は続いていく。

張り倒したくなるほど迷惑なクソガキ。

なのに、こんなにも肩入れしてしまったのはなぜだろう。

同情?

それもある。

だけど一番の理由は、親に恵まれなかったことに大きな不満を持っている自分と、 重なったからだと思う。

頑張れ。

頑張れレイヤ。

あたしだって自分の力でなんとかできたんだから、きっと大丈夫。