ロンリーウルフ


「たしかに気持ちいいな、ここ」

レイヤは滝を眺めて言った。

穏やかな笑顔になっていた。

「せやろ」

もっともっと心を軽くしてあげたい。

あたしはレイヤの手をひいて、一番滝に近いところへ移動した。

打ち付けられて飛び散った水の粒が目に見える。

森から淡く差し込む光を反射して、キラキラしている。

「ねえレイヤ」

「ん?」

「叫ぼうよ」

「はぁ?」