ロンリーウルフ


あたしがいくら思い悩んでも、こいつの問題は解決しない。

一人立ちするまで面倒を見られるわけじゃないし、そもそも赤の他人である。

でも、せめて、気晴らしくらいなら。

このクソガキのために何かするっていうのもシャクだけど。

「よし!」

勢いよく立ち上がり、あたしはクローゼットから大きなバッグを取り出した。

「何だよ、急に」

レイヤは眉間にシワを寄せている。

あたしは構わず適当な荷物をバッグに放り込んだ。