「あのさぁ」 レイヤがテレビを見ながら呟いた。 「なによ」 「俺さ」 「うん」 あたしも同じように、テレビを眺めながら答える。 「学校辞めるかも」 レイヤはなんてことない、といった感じに告げた。 今日も暑いとか、明日は雨だとか、そういうトーンだった。 「……え?」 辞めるって……。 さっき想像したことが、とたんに現実味を帯びてくる。